ASH FS A.T.F. | たかが作動油、されど作動油


ATF:オートマチックフルード

オートマチックトランスミッションの中では、実は複雑な回路を油圧でコントロールして、変速動作をさせています。
それこそ、開けるには本来埃ひとつない部屋での作業を推奨するくらい、デリケートな部分です。

細かい油圧回路をバルブ等で切り替えて動作している、というと大まかにでもわかりやすいかと。

その油圧を伝える油、いわゆるオートマチックフルード(ATF)ですが、油脂の中では作動油に分類される類で、実はパワーステアリングにも使われています。
圧を伝達すればよいわけだから、割と軽視されてきた種類の油です。

コトが単純に油圧力を伝えるだけ、それこそパワーステアリング等であれば、それほど神経質になることはないかとも思います。
が、コトはオートマチックトランスミッションの場合は、ちと異なる。

欧州のように、市街地走行ももちろんあれど、実はストップアンドゴーが思ったほどない場合はきっとそうではないのでしょう。向こうで車に乗ったことのある方はご存じでしょうが、(国に依るのかもしれませんが)、向こうではもちろん信号等もありますが、日本と比べると明らかに車が止まることが少ない。一時停止も信号も日本ほどではないです。
一説には、数百年前から馬車が走っていた頃から継続している交通ルールが未だ浸透していて、動いているものを止めてはいけない、という暗黙の了解と、ごくシンプルな"優先順位"が徹底しているからと言われてますが・・・
と、街と街の間隔が離れているというのもあります。一歩郊外に出るともう高速クルーズの世界。高い税金を無駄なく使って整備された高速道路が、そのクルージングを可能としています。

が、こと日本では、これでもかと交差点毎に設置された信号と、一時停止を強制する標識のおかげで、狭い区域、太平洋岸の平地に車も人も密集しているので、市街地の街中では渋滞も含めて延々とストップアンドゴーが強制されます。高速道路に乗っても、多少状況はいいかもしれませんが結果同じような状況に多々巻き込まれます。また、夏場は亜熱帯とも称される高温多湿な気候もあって、ガソリン焚べて熱と動力と排気ガスを発生させて、その動力で動く"車"という工業製品には非常に過酷な状況を呈しています。

このへんの使用状況の差と、ユーザーの嗜好の差もあり、欧州ではマニュアル車が主流、日本ではオートマチック車が主流、欧州で使われているオートマチックトランスミッションが日本の道路状況に適合しているか、というのは疑問符を付けざるを得ません。(日本で数万台売れるんだったら日本向けで作ってくれるかもですが。)

それでも、そのオートマチックを日本で快適に乗るためには・・・ミッション自体をどうこう、はメーカーさんでないとできない仕事、なので、他で何ができるか・・・
使う側の気の持ちようと、あとは油脂類、でしょうか。

とはいえ、作動油という性格上、割と軽視されていたのも事実で・・・各種添加剤等、いろんなものも存在していましたが・・・

そんな中、画期的なオートマチックフルードが登場しました。

A.S.H. ATF FS



ボトルのデザインが国産チックなので、画像上げるかどうかにしばし悩んだ。(個人的主観)

日本で、日本での使用状況を緻密に研究し、圧力伝達効率と、高温時での性能劣化、経年劣化を最小限に抑えたATFです。

交換の方法にも依りますが、全量交換に近いくらいの交換を施すと、驚く性能を体感できます。変速ショックのスムーズさと、パワーロス感の減少。これだけでも、オートマチックトランスミッションに疑問符を付けざるを得ない車でも、画期的な対策を施すことができます。
価格も安からずなのは事実ですが、価格以上の性能を有しています。

そう頻繁に換えるものではないので、この機会に一度試してみてください。普通のATFには戻れなくなりますよ。

signale a : 火 - 4月 10, 200703:20 午後        supérieure     


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