NEEZ Aluminium / Magnesium Wheels


NEEZ というホイールメーカーのお話。

ラテン車の社外ホイールというと、Speedline,OZが上がってきます。かつてはこれらしかなかった。最近はサイズを合わせて国産メーカーがラテン車にあうものを用意してくれていたりしますが・・・

ホイールは、非常に難しく、1つの”型”を作るのに設計・デザインを経て、路上で使えるよう強度も検討して、ぱっとイメージするより多くの工程や制約があります。で、デザインと軽さを求めて、材質と、製造・設計工程と、サイズと・・・で価格が決まってきます。当然量販が望めないものはメーカーとしても採算とりにくく、それが単価に跳ね返ってくるのを嫌って、希少な車への対応は難しいと判断するメーカーが殆どでした。

NEEZ というホイールメーカー、ワタシはそう詳しいヒトではないのですが、たぶんホイールメーカーとしては後発の部類だと思います。は、その流通・設計・販売の構造を簡略化、というか少人数で行って、今まで全く以て相手にしてもらえなかった、稀少車・特殊サイズのホイールの生産を可能にしてくれています。
(まぁそれでも、破格な金額にならないようにするには、数台分の最低受注は必要です。)

そのシステムと、ちょうどNEEZが新発売を企画していたホイールのデザインがよかったので、Clio/Lutecia V6用のホイールを企画、”CB1A”という名称で販売しております。

ルノーのホイールは、大まかに2種類、PCDが100の4穴と、108の5穴、オフセットが車により微妙に異なり、インチと幅もそれに応じて・・・大まかにはそんな流れです。
そこに、NEEZの名古屋事業部社長がRENAULT好きで、Sport Spiderを持っていたりしたものだから、そこからの派生でうまいこと設計コストを削減できて・・・な具合です。とはいえ、決して安くはないですけどね。なにしろ少量しか作れないし、売れないですから。

デザイン的には全く違和感なく、特筆できる点は軽さと、色、バルブの数(最近は2バルブを希望される方も居ますので。)はバイオーダーで対応可能です。

やっと、型代償却ができたくらい。全く商売にはなってないですが、これもオーナーの要望がうまいこと実を結ぶことができた、希有な例でしょうねぇ・・・


CB1Aの原型となった、Sport Spider用のアルミ鍛造ホイール。RS110。

signale a : 日 - 3月 12, 200602:18 午後        supérieure     


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