L’huile rouge “Supernova” | Lubross

別名(仮称)試作A

かねがねから、Lubrossさんより、”オリジナルでオイルつくってみませんか?”って甘い囁きは、ありましたのですよ。
でも、今までやらなかった。
なんでかってば・・・

弊店ごときがオリジナルオイル作ったっても、そもそも、たかだかたかー痴れてる零細個人事業に過ぎない弊店、他の有名店量販店さんほど、知名度もなきゃ信頼も実績もない。信用に足らないと思われて然るべきなのだから、売れない、売れるわけがない。(だからコレ読んでる皆様は、液晶画面で見てるだけなんでしょ?)

オリジナル作る:相応の量売らなきゃイケナイ。弊店程度の規模じゃ、無理。
だいたいそもそも、そこまでオイルに経験も知識も造詣も深くない。

で、棚上げしまくってたんですが、、、
いい機会なので、そこを逆手にとって、やってみようかってのが、事の発端。

逆手に取るってのは、どういうことか?世の中には、スポーツ系のよく廻るエンジンオイルは、市井にいくらでもある。弊店独自企画ごときでは、そこに臨んでも、勝てるわけがない。(そもそも勝とうってのがおこがましい。)
だいたい実は、私たちは普段ラテン車を、普通に街乗り(+高速道路)で乗ってて、サーキット走るのとか希なのに、そこまでのスペックが要るかどうかが、いささかさん甚だ疑問に思っている。
最近、いろんなものが高騰してる昨今、そう言うのご所望なら市井にいくらでも掃いて捨てるほどあるので、イチから企画するなら、手頃な値段で自分たちの器に似合ったものが、あると有り難い。敢えてでもそこを狙いたい。

だが、経験も知識も造詣も、なーもない、なんにもないなんにもない全くなんにもないから、シロートの要求丸出しで全部、オイルのマエストロでありソムリエであるルブロスさんにぶっけて、それ相応なモノを作ってもらえば、きっとそれ相応のものができるはずだし、かつ、弊店の名前よりよっぽど信憑性も信頼性も確固たる裏付けもある、Lubross製エンジンオイルとして、弊店を知らない疑って掛かってる皆様にも訴求できる、その効果の方が遙かにデカいであろう。

ということで、そうか、僕らができることは、要求要件だけ述べ要求すればいいダケなワケだ、なんて楽な・・・誰でも出来る簡単なお仕事だ。。。限りなく素人目線、と言うことか。

という、至極下世話な動機で、この案件を始めたわけですが・・・

まず、位置づけから考える。

弊店は皆様ご存じの通り、YACCOのエンジンオイルを扱っており、現況のYACCOの主力商品は、一般車向けはVX-600である。スポーツカー向けはYC-454又はGALAXIE GTである。自ずとこの二種は、VX-600と比べると、いささか高価である。
その価格体系から、今回のねらい目は、VX-600あたりの価格帯で、YC-454と比較して遜色ないもの、いや、もっかすぃたら、Lubrossさんのことだ、それ以上かつ、他と比較にならないモノを、持ってくるかもしれない。そういうのが、あるといいなぁ。

という、値段から考える辺りが、私の下世話なところである。(爆笑)
本来考察すべきは、要求性能要件なのですけども・・・

弊店はなぜかルノー乗りが多いので、自ずとRENAULT Sportな皆様が、その辺にご興味頂けるはずなわけですが・・・そうでなかったら敢えてルノースポール選んでない筈だから、安価くあげようという下世話な話が出ないのが、RSオーナーのスゴいところ。
じゃあその辺の、いわゆるRS乗りの皆様が、普段どういった乗り方をしているかを考察してみる。
概ね殆どの方が、街乗り、高速走行、得てして割と頻繁に長距離をこなして、頻繁に峠道、ごく希に、年に数回くらい、サーキット走る人もいるかもしれない。という感じではないかと。
その割合を精査して(って%で円グラフ作った訳じゃないですけども)、全ての場面において、愉しめるものであってほしい。で、全域において、ともかく、踏む(廻す)ことを念頭に置いておくべきだろう。
で、RS系のエンジン、ひと世代前の2.0ツインカムと、2.0ターボ、1.6ターボが混在してる。
ターボ車のタービン冷却をも充分賄える温度域と性能は必須。かつドカーンと長距離がばーっと全開することもままあるだろう、サーキット走ることをを想定しつつ・・・なので、あんま柔らかいというか、熱ダレしちゃうような根性のない油じゃ困るのですよ。そう、ターボを想定しないといけない。だからといって、固くてレスポンスを犠牲にすることはしたくない。(自ずと、数値的には固め、感触的に柔らかいという、相反する要求かつ、数字だけで判断する人が悩む以前に寄ってこない逸品を要求することになる。並びに、サーキットユースは想定内ではあるがメインではない、あくまで、サーキットユースは、結果に付帯的な得られる性能としての要求に留める。と定義しながらも、ここまでのものができたならば、サーキットユースは充分賄えるモノになるはずである。)

そう、固さ。xxW-xxと表現される、数値なのだが、わかりやすいからそれを判断基準にするわけだが・・・概ね間違いじゃない。最初の数字が小さいほど、あとの数字が小さいほど、体感的にはよく廻る。単純に柔らかいから。だが、あとの数字を相応確保しておかないと、高温時の性能を確保できない。
前の数字なんか暖機してるときのことだから、極寒地で暮らしてでもない限り、さほど気にする必要はない。どちらかといえば、本気で走る人は、あとの数字が大きい、高温時に性能を維持できるところに着目すべきなのだが・・・まぁ日常ユースもありますのでねぇ・・・
でも最近はかたつむりいる(ターボ付)車が増えてきた、しかもそれを床まで踏みつけてぶん廻す訳なので、タービン軸を確実に潤滑冷却するのに、あとの数値は蔑ろにできない筈。無闇に数値が低いのとか、数値は出てるが実際温間時の性能に嫌疑があるオイルなんか、御免被りたい。タービンブローで白煙吐くのは、オイル管理が悪いと見なされる。いいオイルとドヤ顔で売ってるのにその結果じゃ目も当てられないってか、安からずを買って使っていただいた好事家に失礼だし。だいたい好事家はそれを見抜くからねぇ。手を抜くわけにはいかないと思う。
そう、単純に考えて、最初の数字が小さくて、あとの数字が大きいに越したことはないのだが、そんな都合のいいオイルは、あっても高価な訳で・・・
だが、当社比、実は、その数字は懐疑的なんです。なぜなら、某女又のオイル、スポーツ系は平気で15W-50,60とかになってる。上述の理論に拘泥する我らは、そんな固いオイルをイマドキの車に入れてイイノカ?と思うわけだが、これが、実際使うと、どこが15Wやねんってくらい、体感的には柔らかい。
たぶん、それが本気でいいオイルなんだろう、というか、かくあるべし。という見解に基づいて・・・数字に拘泥する方の裏をかく意味でも・・・敢えての”固め”を狙う。その結果・・・
数値的には10W-40、体感的には5W-50、同時に、温間時はそれ以上の性能を担保する。だと、ベストだろうという要求を突きつけてみる。(無謀だなも。)

同時に、ロングライフ性能。我らはいかんせん、さほどお金持ちではない。だが、消耗品に手を抜くほど貧乏極まっては居ない。そこそこいいものを頑張って奢って、1年1万キロくらいは使いたい、堪能したい。その間に極端に性能が劣化しちゃうとか、最初だけいいけど数千キロで普通のオイルに成り下がっちゃうオイルは、イヤです。僕らそんな頻繁にオイル換えるほど、金持ちでもないしヒマでもないのですよ。

で、こっから先が魑魅魍魎が跳梁跋扈する阿鼻叫喚な地獄絵図、感覚に訴えてくるところなんですが・・・
ただ漠然とよー廻るエンジンオイルではなく、あぁこのエンジンってこういう素性だったのか、がわかるオイル。それ即ち、エステル等々現代の最先端State of artな、優れたベースオイルや添加剤で作り上げたサイボーグチックなものでなく、オイルがオイルとしていい仕事しているオイル。いやこのエンジンこんなヨかったんかーい!って裏拳ツッコミしたくなるようなオイル・・・敢えての旧い感触を尊重してもいいだろう。そう、エステルでなく敢えてPAO、的な・・・
廻っちゃうオイルでなく、廻したくなる、アクセル踏みたくなるオイル。あるいは、Violentに廻るのでなく、Emotionalに廻る、愉しめるオイル。

という、なんだかよくわからない、感覚に頼った要求性能要件をいけしゃぁしゃぁと素人目線丸出しで、ルブロスさんにぶっけたわけです。
サーキットで走るとか、そういうのは視界の片隅であって、あくまで普段づかいに重点を置いてる振りして、この要求要件であれば、街乗りでも愉しめてサーキットユースも充分こなせるスポーツ系ロングライフオイルをつくんなさい、という、相反する要求をしてるわけですよ。
そんなヤヤコシイ要求要件、満たせるわけはないのだが、まぁ、シロートが訳もわからず言う分は只だから、誰でも出来るってことで・・・

そこにあわせて、私が勝手に我思う我求め訴えたりだけじゃ民意を反映したとは到底言えないので、そういった使用状況で車に乗ってるお客さんで、ご興味頂けた若い衆と、Vive Le Minorite著者であるMoritaさんを招いて、言いたい放題ルブロスさんにぶっけてみような集まりを催してみたりして・・・(現場では私はルブロスさんに”おっさん黙ってろ!“って言われて黙々とカレー喰ってる着座位置でしたけどね。)

で、試作品ができまして・・・当初は、”(仮称)試作A 10W-40″って名称でしたが・・・

それを、先述の、若い衆のルーテシア2RSに入れてみたわけですよ。

いやこれは、おもしろい、タノスィと思いますよ。

ただ廻る無味乾燥なエステル系のそれではなく、エンジンの、よくカタログにあるパワーカーブとトルクカーブ、それが体感できるというか。。。(呼応してるかどうか裏は取ってないですけども。)
あ、こっからオイシイのね、こっからまた一段来るのね。この辺がカムに乗ってますなのかな?的な・・・そーかこのエンジンは本来こういう素性であったか、的な・・・
一般的に皆様が賞賛される、スムーズに廻るオイルとは、チト違う。エンジン本来の性能を遺憾なく発揮させる的な・・・その違いを愉しみたい好事家には、というか、好事家にのみ、評価されるオイルではなかろうか?
あと、特筆すべきは、音ですね。なんか唸り音というか、いくぜっ!って音がする。気のせいかもしれない、その車のマフラーのせいかもしれないけど、うん、いい音した。

(以下、製品化以降のインプレを追記。)
また別のルーテシア2RSPh.2で新油を嗜むわけですよ。上述の車と違うマフラーがついてるからか?その”廻らんか”とする回転域が微妙に違う。この車だと4000rpm越えた辺りで微妙にクる。なんともはや、タノスぃ。コレに気づくと、ハマれるのではないか?踏みたくなるのではないか?と思う。
で、また別、Lutecia RS Ph.1に入れてみると、コレがまた感触が違う。その”軽い段つき感”は余り感じられず、廻ってるを意識させずに廻る。気がつくと廻ってる。メーター見てびっくりする。軽い唸り音が心地よいので、やはり踏んでしまう。ハマる。踏みたくなる。
なんじゃこら。この差はどこから来るんだろう?電気スロットル?マフラーの違い?確かに以前のPh.2はフジツボ、コレはSifo/HKSだ・・・いや、その差を得たいからマフラーを換えてある、性能を狙って電子スロットル化してるんだから、差があってしかるべしなんだが・・・謎が深まる。。。
で、Lutecia3 RSに入れて、相当距離乗るチャンスに恵まれたのだが・・・正直、3RSはじつはあんまし触ってない、なので、他との比較があんまできないので、評価のしようがない。だが、2の頃の、その、段つき感は殆ど感じられず、一気呵成に軽い唸り音を伴って吹けていく。感じはYACCO YC-454に似てると言えば似てる。が、エモーショナルの方向が違いという感じかと思う。だが、イイカンジであることは確認した。
他には、FIAT Punto2 HGTにコレ入れたのに乗ったら、タノスィ。このエンジンってこうだったんだぁ。廻したくなる。うん、タノスィ。以前入ってたフツーのオイルとは全く異なる、いい意味で、ヘンなオイルです。踏みたくなる。いや、踏むべきである。
プジョー106S16/シトロエンサクソVTSにも入れましたが、このエンジンはそもそも素直なので、素直さそのままって感じで、それはそれで愉しめると思います。やっぱり、踏みたくなると思います。その後、1万キロ走破後、再度シュペールノヴァをご用命頂き、その際に、1万キロっかしじゃ、静粛性を含む性能を何ら失っていないことを確認しましたよ。
一部、BMW MINIの方、PSAのBMWエンジン(ヤヤコシ)な方にもご購入いただけましたが、やはり私は乗ってない・・・
(もどる。)

このときはまだターボ車では試してないのですが、きっと、同じような、微妙な感触が、きっとあるだろう。期待したい。

(以下、ターボ車のインプレを追記。)
メガーヌ2RSに入れてみるわけですよ。2千回転後半、ターボのブーストがキき出す辺りから、周りの風景が後ろにすっ飛ぶ、ような気がする。いや、後ろから押されてるような、いや、これFFだからそんなワケはないのだが、感覚的にはそんな感じ。キモチヨイ。踏みたくなる。このブースト感のあたりを常用したくなる。オーナーさんに引き渡した以降、その方曰く、”スタートレック、エンタープライズ号のワープシーンのような加速。”という、言い得て妙なインプレッションを頂いた。なんだか納得せざるを得まい。だがたぶん、Mr.Spockは”論理的ではない。”と黙っちゃいないと思うよオサーンは。
その後、ルーテシア4RSに、下述の比較用限定品Supernova Limitée Compétition Spécialeを入れてみるわけですよ。この車、前回入れたオイルが、有名店さん謹製のオリジナルオイルらしく。よく廻ってイイカンジだと思うのですが、私にはチト無味乾燥な、国産高性能オイルの典型のような、皆様愛でる一般的ないいオイルだと思いつつ、それに敬意をはらいつつも、粘度指数をそちらに謹んで合わせさせていただいた、Supernova Limitée Compétition Spécialeに換えてみると・・・以前のオイルが、荒々しいと思えるほどの、品質感を感じる。スムーズに気持ちよく廻り、かつ、レスポンスもさほど損なわない、その二点があいまって、EDC(ツインクラッチ)の変速がスムーズになったような気がする。そう、イイ車に乗ってるような感触を覚える。サーキットユースは試してないので、わからないが、そっちがメインであるならば、荒々しいレスポンスの、その有名店さんのはイイのかもしれない。それしか知らなきゃそれでいいかもしれない。だが、街乗りメインだったら、コレの品質感をご経験いただけるのも、いいんじゃないかな?どっちがよいものかは、使ってみて判断していただいて宜しくてよ、ウフ。(って私は回送しかしてなくてなので、正鵠を喫したインプレッションは、使った方に任せようと思ってるわけですよ。)
(もどる)

オイルだけで、たかが、皆、安価なのでもいいやで軽視されがちなエンジンオイルだけで、これだけおもしろいことが起こるとは、予測してなかった事態である。(素)

ここからは、商品化された以降、のインプレな訳だが・・・
換えて約1000Kmくらい乗ったMegane2RSに乗ったわけですよ。なんか、新油の頃の、角が立った感じが薄まって、スムーズさが増して、得も言われぬ感触になる。が、大きな変化ではなく、当然劣化という感じではなく・・・すっ飛ぶ感は、相変わらず。
で、数千キロ乗ったLutecia2RSに乗るわけですよ。なんか、円熟の域に達するというか・・・サーキットユース的な、ただ廻るだけの無味乾燥な油と違う、まさしく、趣を感じる廻り方、ブン廻ると言うより、まったりと廻る的な・・・まさしく、油が滑ってます的な、なるーい廻りかたしていくというか・・・とはいえ、結果としては、ブン廻ってるんですけども・・・実はこの方がトルク感あって愉しい、かつ速いんじゃないかなぁ、とも思える。なによりも、上質感を失わない。

総じて、NAの場合は、先述のターボ車の表現から考えると、アクセル踏む、飼い犬を野に放つと、”俺ですかいっ?お呼びですかいっ?じゃあいっとこうかっ!”ってな、アクセルに呼応した廻り方しますね。
で、ターボ車の場合、アクセル踏むと、過給が掛かるからなのかもしれないが、猟犬が獲物を前にして、”俺が俺がっ!獲物どこっ?”って走るような廻り方、します。NAとちょっと違う気がします。
で、数千キロ乗った後は、角が取れてくるというか、、荒々しさが減ってスムーズさが増してくる。熟成を経て円熟の域に達するというか・・・(言い過ぎか?)
過去使ってたオイルから劇的な変化をして、そこから少しずつ変化していくことは間違いない。が、それが劣化というわけでもない。毎日乗ってるオーナーさんは、相当な好事家じゃないと気づかないかもしれない。ある日はっと気づくかもしれない。そういう変化が隠されてる、ような気がします。気づいたらハマれるカモしれない。やっぱし、何でもイイ人や違いのわからない人にはワカラナイ、好事家しか理解できない逸品なのだと思う。

(効果の体感には個人差があります。表現のケッタイさはご容赦ください。)

で、商品化の過程へと戻る。

総合して、なんか、今までなかった類の、好みの分かれる(かもしれない?)エンジンオイルが出来てしまったような気がする。
車好きな人、エンジン好きな人は、ハマるかもしれない。このエンジンはこうだったんだ!と瞠目できるエンジンオイルです。
無味乾燥で廻ればいい人、電動のモーターでもいい人、ただ走ればいい人には、わからない世界かもしれない。
そう、すんごぃく、好事家向けな逸品だと思います。

なんか入ってんじゃねェの?と思い、ルブロスさんに質問すれど、企業秘密らしきな点が多くて、ココで語れないのです。よって、説得力がある説明ができないのが悩みどころ。
だが、基本がPAO+エステルで、ナノパワーナノパフォーマとプロメディックが入ってるっぽいってトコまでは公開してヨイらしい。それ以上kwskは企業秘密とのこと。(たぶんもしかしたら、精製時に呪詛や詔を唱えるとか、お祓いをするとか、そういうコトなのかもしれない。)
なんか入ってる、けど、”何も言えなくて・・・夏“、みたいな感じかと。
意外と手が掛かってるというか、原価高そう・・・

で、ここまでやってしまったら、そりゃ市販化を考慮せねばなるまい・・・(いまさらジローがやらんいうたらきっとルブロスさんのプロボックス(通称:本職箱)で轢殺されてしまう・・・)

市販化するとなったら、名称を考えなきゃイケナイ。基本センスレスに絶大なる定評のある私なので、(仮称)試作Aで押し切ろうと考えたのですが、それもあんまりだろうと・・・

で、まぁ、このオイルの色が赤いのから、Khmers RougesとかRogue RougeとかArmee Rouge(連合赤油)とかそういうお得意の穏やかでない名前を、足らん頭で考えて全部却下されて・・・(ソラソウダ)。
メンドいから”Lubrossさんのアレ”を略して”アレ”でいいだろ、あるいは、それを仏語化して”Aller”でいいだろとか・・・これは意外とLubrossさんは好感触だったのだが・・・安易すぎるのでヤメて・・・(次バージョンは”ソレ”で、ミッションオイルは”コレ”にしよう、そうすると、”アレにする?ソレにする?コレもいっとく?”で打ち合わせしやすいとか・・・いや・・・海苔の佃煮みたいだな。)
次の案が、”Super M”・・・下ネタ過ぎる・・・却下。

結果、GALAXIE GTを視界に見据えつつ・・・”Supernova”って英会話学校みたいな、液前留学かよな名前を勝手に考えて・・・(あ、シュペールノヴァですのでね。仏語読みで何卒。モノはソレなんで、呼び名も読み方もなんでもいい、正直、通じれば英語でも仏語でもなんでもいいんだけど。言葉なんてそんなもんだから。)
ちなみに、Lubrossさんとの社内呼称は、Supermartin(シュペールマルタン)と呼ばれてるらしく・・・誰も知らんよ忘却のカタナちがう彼方だよそんなクルマ・・・

と言う経緯で、一応、商品化の日の目を見たわけです。
(なお、ボトルは、当方の指定ではこのボトルなんですが、ボトルの供給が怪しいらしく、払底したら他のボトルになるかも?と、ラベル、ルブロスさんが、弊店ロゴ入れろとヒツコイので、強制執行されてもっと色気のあるカコイイのに換えられるかもしれない。断乎拒否しますけども。)

さてさてそんなの要るって変換しやがったけど、そんなオイル、概ね完全受注生産です。
沢山売れるようになったら在庫するカモだけども、その経済的余裕が私にはないのよねーん。

(冬期に、若干数5W-40を作ってみようかという案もありますが、コレはあくまで案でしかないのですが・・・)
冬期限定仕様の試作品として、5W-40(45)を若干数作ります。面妖な表記になってますが、要は、無闇に柔らかいダケのオイルにしたくないので、5W-50にしようとしたら、それは逆効果になりかねないというルブロスさんの見解と、ならば公称5W-40だけども、温間時の性能は5W-45に相当するモノはどぉですか?とドヤ顔でオヌヌメされたので、それに乗ってみた訳です。たぶん体感は10W-50と大きな差はないと思いますが・・・使ってみてどこに落ち着くか、たぶん10W-40でしょうけども、やってみんとわからせんので、やってみてます。

ルブロスさんに急かされて作ったラベルは”Limited Edition”とかって英語とかで書いてあります。この時は名称決めてなかったノープランだった。
コレの正式名称は、“Supernova Limitée 5W-40(45)”です。ラベルは、次回生産時には、修正します。(継続生産するかどうか決めてないけども。)修正しました。が、二枚目。だが、なんか、ルブロスさんのロゴが上にいざってるぉ・・・

ということで、現在、しばらくの間は、は、Supernova Limitée 5W-40(45)です。

今期のSupernova Limitée 5W-40(45)は完売終了しました。来期の予定は未定と言うより白紙です。それより弊店の存続の方が危ぶまれてます。

超限定Compétition仕様“Supernova Limitée Compétition Spéciale 7.5W-40(45)”、略して、Supernova Limitée C.S.(納品書の行に収まらないのだよ。)というのも作ったのですが、これはすいません、上述の、他店製品との比較のため、一部の常連さん好事家むけに若干数しか作りせんでしたので、今からホスィ言われても、もうないのです。ラベルすら作ってない10Lくらいしか作ってない。
ちなみにこの場合のCompétitionは、レース等のコンペティションじゃないのですよ。他社商品との比較のためのコンペティションなのですよ。だが、(ルブロスさんは、負ける気がしねぇ負けるわけがねぇと豪語してましたが。)

完売しますた。

それだけではあきたらずっ!

実はまたバリエーションを増やそうと・・・

対象は、ルノールーテシア4RS等の、EDCでスポーツ走行をする車。
私的にEDCのいいところは、レスポンスのいいエンジンと、それに呼応するEDCの動作、だと思うのです。瞬時のシフトチェンジと同時に瞬時にエンジン回転も適切なところに合わせて、クラッチを繋ぐ、あのデジタル感とも言えるパキパキ感満載な動作。
それの向上を、エンジンオイル側から臨んでみようと。
ただレスポンスを向上させるのみでなく、品質感も伴い・・・しかもさほど値段を上げずに。

そういう無理難題を、Lubrossさんにぶっけて、近々に試作にこぎ着けようと・・・品を順次使ってみています。(ってたぶん製品版と概ね差はないくらいな試作品ですけども・・・)

但し、複数種類の潤滑油をこれ以上潤沢に在庫するほど弊店は潤ってないので、Supernovaのバリエーションの一つとして、ちょっと特殊な流通体系を模索画策しおります。(って弊店内での話しで、2Lボトルってのは同じですけどね。)
仮称、“Supernova rouge lumineuse”高輝度赤色超新星。実在はせんかもですが。(よく知らない。)

現在の思惑では、EDC専用に、ちと極端な処方で臨んでいます。すなわち、MT車での使用は考慮してません。いや、別にいいかもしれんのですけど、レスポンスよすぐるかもしれんですので、腕に覚えのある人、EDC並みの、正確かつ迅速なシフトチェンジとアクセルコントロールが如何なる場合でもヨユーでできる人向け、になっちゃってるんじゃないと、危惧してますので、その覚えのない方には、通常のSupernova使っていただくのがイイかと思います。
試用した結果次第では、EDC車両のみでなく、その他普通のMT車にもオヌヌメできるモノになるのかもしれない。が、現況の思惑では、あんまし普通のMT車には向かないような気がしないでもない・・・な逸品を目論んでます。

とはいえ、Lubrossさん、ラベルを新規で作る予定はしてくれそうにないので・・・

通常のラベルに赤ペンで印を付けてあるのが、ソレです。(なんて安易かつ安上がりな・・・)

詳しくは、追々。というか、挑戦者求むですかねぇ。
弊店界隈にはルーテシア4、EDC車輌はさほど多くないので、ねちねちと少しずつ、やってみます。

そしてまたさらなる進化(?)が・・・
ベースとなるSupernovaの仕様が微妙に変わります。

ベースオイルの変更と、添加剤がカルシウム系からマグネシウム系へ変更されます。これによっての影響は軽微だと思います。数台試してみて、違いがよくわからないというか品質感が上がった的な感想なので、派生モデル全てひっくるめて、この新型Supernovaに切り替えます。
と同時に、2Lボトルでの供給を20Lペール缶に変えます。
2Lボトルは、他社の2Lボトルに慣れちゃった私の個人的都合と、もしかしたら通販需要があるのか?だったですが、結果ごく一部の好事家様からご用命頂くのみで、通販は殆どないので・・・なので、通販の場合は、従前のSupernovaのボトル(中古)に詰め替えて発送いたしますので、通販をやめるわけでは、ないよ?

という感じの、説明してるのが私なので、元も子もない支離滅裂なSiriに訊いてもわからないSiriの返事の方がまだ真っ当な文章になっちゃってますが・・・

ともかく、想像以上に、ィいと思います。車好きな人、エンジン好きな人は、ハマるかもしれない。
僕らが関わってるってコト以前、そんなん関係ねぇルブロスさんがいい仕事してます。

ちなみに・・・

スッテカー草案をイラストレーターで作ってルブロスさんに送ったら、なぜか紙で作ってくれた。なぜ紙??

という感じで、どういう感じだ?ご興味頂けましたら、こちらより、必要量をご指示の上、ご相談ください。
遠方からの注文の場合、通販対応も可能ですよ。お送りする場合は、4L以上1L刻みで、発送の段取りをいたします。(4L以下は大人の子供じみた理由によりお請けできません。)
お支払い方法等はこちらをご参照ください。

実際、相応の量売らないと、ルブロスさんの生温かく見守る視線が、冷たい視線に変わってしまいます(既に変わり気味)ので、是非何卒でございます。

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2 Responses to “L’huile rouge “Supernova” | Lubross”

  1. 来月はYACCO、そのうちこれにしてみるか?

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