RENO blog

厳密に言うと見積もりじゃないんですが･･･

そりゃ､皆さん気に揉みます｡車検にいくらかかるかって｡
でも実は､過去2年間(初回の場合は3年間)で､それ相応に手入れしていたり､他の作業等でメカが眺めてたりすると､割と推測はつくのですが･･･

問題は､それがない乗りっぱなしのクルマとか､その期間に結構イイカンジに使いましたねな車とか､弊店で他の作業等で預かったことのないクルマ｡

んじゃあ､そういうクルマ達､車検取るのに､いくらかかるのか･･･
気になるから事前に予算が組めると覚悟も出来て楽なのですが･･･

現実､外から眺めてわかる範囲なんて車検制度の点検項目のごく一部です｡
実際のところは･･･

• スパークプラグの状態
• エアークリーナー(フィルター)の状態･燃料フィルターの推定経過年数
• エンジンオイルの漏れ
• 燃料漏れの有無
• 冷却水の量･状態
• マフラー･エキゾーストパイプ等の状態
• クラッチの動作状況
• トランスミッションオイルの漏れ
• プロペラシャフト･ドライブシャフトの状態､ブーツの状態
• ステアリングラックの動作･ブーツの状態
• ブレーキパッド･ブレーキシューの状態
• ブレーキの効き具合
• ブレーキ系各部漏れ
• タイヤの状態
• サスペンション各部のガタ､ブーツの状態
• 灯火類の機能･レンズの状態
• その他諸々(列挙しだしたら相当な項目数になるので､代表的なモノのみにとどめます｡)

これくらいは見ておかないと､車検受けるなんて言えない､要確認､不具合がある消耗が認められる場合は､は相応に交換等､手を入れないと保安基準に合格しない｡それが車検制度ですので･･･

それをクルマも見ずにとか､上げずにとか､数分で予測せよというのは､きっとセロさんみたいな方じゃないと､まず出来ない､それが現実だと思う｡

じゃあ､なんとなく推測で”こんなもんかな?”っていって､実際やってみたらワラワラと悪いトコ出てきたりして､推測から大きく小さく外れるトコがでてきて､みんな頭を抱えるようなことがあるのであれば､それは見積もりとは言えないんです｡
(それでもヤレって言われたら､どんぶり勘定腹一杯､疑わしきは冤罪でも全員逮捕､全部やる､ですねぇ｡)

と同時に､上述した事項を一瞥いただければご賢察いただけるとおり､その辺はちゃんとしていてしかるべしな部分を点検する､で､必要な場合は修理交換等施して､自分の財布の都合ではない他の皆様の交通の安全を妨げないように､乗れるというより､乗っていい状態を維持するようにする､というのが車検制度の根幹なので･･･
(エアコンやカーステとか､走って曲がって止まってに関係しないトコは車検には関係しません｡極端なこと言えば､それ壊れてても他に迷惑をかけないところは関係しないんです｡とはいえ､エアコンの花粉フィルターは見るようにしてます｡)

省けるところなんか､殆どないんです｡
大政に影響なければ黙過できるかな?とか､残量少ないけどオーナーの管理責任に於いてそのまま使うならどうぞ､位の範囲の話です｡

(だから､この制度がなかったら､省きまくってたら､世の中ブレーキ踏んでも止まらないウィンカーでないヘッドライト点かないみたいな危なっかしいクルマが跳梁跋扈しちゃうわけです｡)

なので･･･

私共では､どうしても予算を把握したい方の場合は､一旦お車をお預かりして､各部点検して相応に正確な予算プランを組みます｡

1. やらなきゃ車検取れないってか､そのまま乗ってても全く愉しくないこと｡
2. やらんでも車検は取れるが､そのまま乗っててもあんまし愉しくないこと｡
3. やらんならやらんでもいいけど､やっといた方がいいと思うこと｡
4. 全くやらんでいいこと､は､ご指示頂かないとやりません｡

で､順番に､予算に応じてご相談差し上げます｡
1~3をやらずに4をやりたいとかの場合はすっげ及び腰になります｡(これは車検に関わらずですが｡)

で､仮に､1にも満たない予算の場合は､引き受ける前にお断りするか･･･
点検した時点で発覚した場合は･･･

その際には申し訳ありませんがいくばくか点検費用をお願いしています｡
弊店でそのまま車検取得へ進めてもイイですし､その内容を踏まえて他に依頼してもイイ｡多分同じコトをやる｡
で､後日､弊店で実際車検を承った場合は､その際の費用から以前の点検費用を差し引かせていただいております｡

作業の項目数と内容をご理解いただけなくて､見積もりが有料かよ!って訝しがられる場合は､外から眺めるだけで予算が組めるセロさんみたいな方にご依頼下さい｡弊店じゃ無理です｡(暴言)

他でいくらくらいって言われたからそれより安くとかその範囲でみたいな相談の場合は､それ引き受けちゃうとその予算考えた方の仕事を奪っちゃう気がしてならないので､あんま乗り気じゃないですし､実務者の仕事を安売りしたら怒られちゃうし､他でいくらなら私共もそのくらい欲しいし､そこでデフレスパイラルに乗る気は全くないので､その他にご依頼下さい｡(爆)
とはいえ､そもそも私共根幹が”現状を優先”なので､ヒトの言うことは参考にはなる程度で現車見て四の五の考えて､しますので､一緒にはならない場合も有り得ます｡

ご理解いただける場合は､現況を把握してご納得いただけるプランをご案内差し上げますので､宜しければ是非ご相談下さい｡

This entry was posted on 日曜日, 7月 4th, 2010 at and is filed under maintainance, RENO DÉPÔT. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.