approvisionnement de pièces

割と頭を悩ます、部品供給。

私共、基本、国内にあんま居ないクルマを扱ってるもんですから、必要に応じて頭を悩ます、部品供給。

そりゃ国内に数台しか居ないクルマの、いつ必要になるかもワカラナイ部品を、在庫してくれる奇特なヒトはいない。それ商売になるわけがない。誰もやらない。

でもまぁ、そのクルマを敢えて日本に持ってきて、日本で乗りたいなら、敢えて挑まなければならない現実であって・・・

まぁ、大抵の消耗品は、他車と共通だったりして、難なく国内で手に入ったりします。
問題なのは、専用みたいな部品。ボディーパーツとかヤヤコスィ部分の部品とか。


FIAT 旧Cinquecentoのヘッドライト。
敢えて取るならの敢えての左側通行用。

こういうのは、国内ではまず手に入りません。
自ずと本国から取り寄せになります。
受注後、数週間待っての入荷、でした。

じゃあ本国から取り寄せったって、簡単にいいますが、自動車の部品って抜き差しならない価格の問題がついて回る。

それは”運賃”。

数千円の部品だって海外から送らせればそれ相応の運賃がかかる。デカけりゃ余計に、割れそうなものならそれ相応。
運送中の紛失・破損等も避けたい。運賃削減のため安価な輸送等を使って、結果壊れてきたとかまつがったもんがきた来たとかになっちゃ、その時点で赤字になる。(そのリスクを負っても安い方がいい方は、仕事としては承りかねちゃう場合がありますので、ご自身でどうぞ。)
よって、国際宅配便が適当かと。結果、結構イイ値段になる。タダで送る方法なぞナイ。

それを避けるために、お取引をお願いしてる部品商さんの”定期便”に混載してもらって、その辺を圧縮したり・・・

色々方策は水面下で講じてるわけですよ。

お金に糸目をつけないぜ!なら、単品で国際宅配便トバしますぜ親方ぁ!
私は申し訳ないが、冒すリスク分の利益がなきゃ、やりませんですけどね。(ニコニコ)
余った傷んだまちがったものは、永遠にお金には換わらないですからね。あり得ることで赤字切るのはイヤですからね。

クルマ本体みたく、そうせざるを得ないトコはしょうがない。
が、細かいトコは、寄らば大樹の修羅シュシュシュの方が確実且つ安価ですよ。
(そう言う意味では、数十台数百台単位でクルマ本体取ってるトコは相当儲かると思うよ。)

基本的に、特殊な部品の取り寄せは、私共を信用していただけている、弊店のお客様用の、必要なモノ、ないと困るモノしか承りません。部品だけ欲しいとか、安かったら欲しいとか、カッコだけの話とか、色だけの話とか、値段だけ知りたいだけとか、そういうのは、わざわざ皆様が疑って掛かる弊店にご相談いただく必要は御座いません。あなたが信頼してそのクルマを買ったり、整備を依頼している、信用できる車屋さんにご相談下さい。

どっちにしたって、並行車だってデーラー車だって、部品が必要になって国内になきゃ、数週間かかりますよ。その土俵は同じですよ。
それを恐れるなら、皆様全幅の信頼を置くデーラー車を乗っておけばいい。

だが、経験則、デーラー車だったら何でもいつでもどこでも部品が国内で揃うとは限らない。結局本国オーダーなんてよくあること。(詳しくは下述)

っていう現実は、デーラーも並行も、あんま変わらん気がするんですよ、私みたいに旧いヒトは。
だって昔はそんなん日常茶飯事だったんだもん。部品待って数週間って状況は、今も昔も大して変わらず。だって、運送便や流通形態は旧態依然、別に光ファイバーに乗ってくるようになった訳じゃないですからね。せいぜいヒコーキ。それよか速いものは一般的ではない。今も昔もデーラー並行、みんなオナージっすよ。

強いて言うなら、並行車は、”並行だから”って揚げ足取られやすいってコトか。
私共は逆に、”デーラー車の分際で、ないとはどういうことやねん?”って頻繁に思いますけどね。
で、デーラー車だと、そういう事態も容認して貰える。揚げ足取られる立場は何故か赦して貰えない。
とかいいながら、赦そうが赦さまいが、国内にないという現実はちーとも変わらないんですけどね。四の五の言ってもあんま意味ないなぁ・・・カイケツニナランシ。

ほいでも、これでも、状況はよくなった方ですよ。
昔はデーラー車でも部品待ってたら1ヶ月以上なんて当たり前だった。
なので、数週間で目くじら立てるなんてのは、旧いヒトから言わせれば、正直、贅沢の極みですわ。

だが、そんなん、わかりきってることなので、そういう根拠のない安心感を希求する方には、デーラー車をお勧めして、現実を体験してみればいいと思う。

逆に、それくらいの覚悟があれば、その程度の苦労くらいなら、乗りたいもん乗りますよって気概があれば、ヘーコーでも恐れるに足らずだと思うんですけどね。
それすら忌避したいなら、絵に描いた餅かも知れない栄えあるデーラー車を選んで、全部丸投げ石橋を叩いて渡るフリをお勧めしますよ。ツキアッテルダケメンドイモン。ワタシモマルナゲシタイサ。

多少のリスクはさておき、一緒に御輿を担ぐ覚悟していただければ、ヘーコー車でも大抵何とかなりますよ。ってか、なんとかしますよ。実際現実、なんとかしとらなできとらな乗ってる好事家様も困ってますしね。

その辺りですかねぇ・・・並行車って、何台かラテン車乗り継いだ方が最後辿り着くことが多いのは・・・

なので、その覚悟がある方、この並行車の甘美な世界へ、ドゾドゾ♪

以下、余談。

先日、時を同じくして、某菱車の、皆様尊ぶデーラー車、ちょっと旧いのと、某へへ車の、皆様珍重するヘーコー車、新しいのが、事故しちゃって・・・
まぁあれこれ部品が必要なったわけですが・・・

どっちも殆ど国内で部品が揃わなかった。(爆)
(頼むよ菱、皆様尊ぶデーラー車って矜恃はないのかい?)

でまぁ結局本国オーダーとなったわけですが・・・・

結果、双方、部品が概ね揃ったのは、数週間後。殆ど同時期。

ってなくらいなので、まぁそれ相応の覚悟で充分臨めますよ。デーラー車ヘーコー車土俵は一緒ッスわ。

ヤヤコスイのを忌避したいと思って栄えあるデーラー車選んでも、これじゃ一緒だよねぇ・・・

 

だが敢えて・・・

好きなモノに乗る。

その為の努力は、少し位する苦労は厭わないんです。

(ア、一応、弊店で直販した稀少車の、最低限な消耗品はいくばくかは自社在庫してますので。責任として。)

そいでも、手にはいらないものもあるので。いつかはなくなる。
いつまでも、あると思うなクルマと部品

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