additif d’arrêter-fuite | PLUS91

一昔前のラテン車の悩みの種、オイル漏れ

あれは工作精度なんだろうか?ゴム製品の品質なんだろうか、一昔前のラテン車、オイルが漏れてくることは怏々としてあります。というか、日常というか・・・

一口に”オイル漏れ”といっても、程度次第で千差万別。オイルホースが破れたりして、思いっきりぶちまけてしまうのから、隙間のパッキンやシールが劣化してかのじわじわ漏れてくるのまで・・・
相手が液体なだけに、じわ漏れでも、どこかに溜まって、あるとき一気に来たり・・・
程度次第と場所次第で、対策を講じなければコワイ部分もあったり、ほっといても滲んできてるだけだから大騒ぎするほどでもない部分もあったり・・・

つーかね、旧いクルマなんか、シール部にフェルト(不織布)様なモノやコルク様なモノを使ってたりするもんですから、漏れて当たり前それはそれでそういうもの、な場合もあるくらいで・・・

もう、イヒヒな魑魅魍魎、曖昧模糊な世界であったりもします。

でも、まぁそれが割と致命的な程度と部分だったりすると、それをなんとかせねば。
となった場合、その場所とどうするか、で様々な方策を講じます。やらにゃまずい部分は致し方ないですね。それはそのクルマを、直すか乗るのやめるか壊れるまで乗るかの勝負になります。
それはまた別問題なので・・・思索を巡らせて悩んで下さい。

今回の問題は、じゃじゃ漏れじゃないし急も要さないけど、滲んでる。でもなんとかしたい・・・
でも、それをいざやるとなると思ったよりおおごと、ないしは、それほどのことでもないし・・・
この思索は治すまで到達点がないし、思索しても治らないので、巡らせる前にイイモノを試しましょう。

PLUS91


今はパッケージが変わってます。
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エンジンオイル漏れ止め添加剤としては割と有名、ほかにも同業他製品(日本語的にヘン?)は多々あります。
が、やはり私どもも仕事柄、いろんなのを試しているのですが、ことエンジンオイルにおいてはこれが一番効果的。
止まった、治まった、軽減されたという例が経験則ですが少なからず。

要は、理屈の問題、なのかと。

世間一般的なオイル漏れ止め添加剤は、大抵のモノは下記2種が多い。

  • “ゴムをふやかして太らせて隙間を埋める”もの。
    灯油にゴムをつけておくとブクブクに太ってきますね、あの理屈を利用したモノらしいです。 

    • これは、諸刃の剣で、うまいこと当たれば効果的ですが、逆に逆効果になってとどめを刺してしまう場合もあり得る。理由は上述からご賢察下さいね、太ったゴムは本来の性能、機能は果たさないですよ。あくまで一時的。適宜の範囲内。
  • “重油系のもので、一時的にオイル粘度を上げる”もの。
    固いオイルであれば漏れが軽減されるわけで・・・ 

    • これだったら、最初から固い系のオイル入れれば宜しかろう。適当なオイルに添加剤を入れるなら、最初からYACCO VX-100で充分だ。(元も子もない)

総じて、上述2種は、想像にたやすく原価がたかが知れてるので、安価であろうかと。とっつきやすいでしょうが、挑む場合はその理屈を踏まえてどうぞ。

じゃあ、PLUS91はどういうこっちゃい?

PLUS91は、全く別の理屈で臨んでます。リキロンなる面妖な物質、固体潤滑剤としての用も為すこの物質を、エンジンオイルに混入させます。すると、オイル自体、各部シール自身の性能、潤滑性能を損なうことなく、漏れている箇所に”堆積”して、漏れを止めます。(いや、堆積じゃないかもですが、感覚的には堆積でしょう。)
だから上記のロジックで文章に表すとすると・・・

  • “潤滑に支障のない物質(リキロン)をオイルに混ぜて、漏れる場所に詰まらせて漏れを止める”もの。

なんということでしょう。(ビフォーアフター風に読む)
化学の進化はめざましいもんだ。

いや、理屈は自分が納得できればいいんです。結果、いろんなクルマに試してみて、効果が出やすいか否か。
私はこれ以上効果的な漏れ止め添加剤はないと思ってます、あくまで当社比。

や、もちろん、一事が万事何にでもキクー、じゃないですよ。ご留意下さい。
でも、やらずに逡巡するとか、テキトーなのでお茶を濁す(この場合、オイルを濁す?)とかよりは、絶対PLUS91の方がよい。

  • オイルパンガスケットからのじわ漏れ、にじみ。
    • たいしたことはないけど気になる、けど、換えるのもどうかなぁ?今すぐはヤだなぁ・・・
      • なら、試してみますか?
  • ヘッドガスケットからのじわ漏れ、にじみ。
    • その為にヘッド降ろして面研してバルブ打ち直して、ってのは、どうかなあ?今すぐはヤだなぁ・・・
      • なら、試してみますか?
  • クランクシール・ミッション側からの漏れ
    • それやるためにミッション下ろすのは勘弁して欲しい。どうせやるならクラッチも換えたいし・・・今すぐはヤだなぁ・・・
      • なら、試してみますか?
  • クランクシール・タイミングベルト側からの漏れ
    • いや、これはコワイからタイミングベルト換えましょう。
      • でも、自己責任で試してみるのもよいでしょう。
  • その他漏れ
    • 外から手が届いて、換えられる治せる部分は治しましょうね。
      • でも、程度次第で試してみるのもよいでしょう。
  • 同時多発テロ的漏れ
    • やりだしたらきりがない、どっから手をつけるのやら・・・
      • なら、試しにでも試す価値はありますね。

といった感じに、Try It!でお勧めしてます。騙されたと思って一回試してみると、案外イイですよ、これ。

逆に、これでダメだったら正攻法で臨むしかないかと思う。
というか、本来は正攻法が正しいやり方なので、添加剤で治るんだったら世界の車全部治ってる、なので、お勧めできる裏技を試してみるくらいの覚悟で臨んだ方がいいですよ。
それも躊躇するなら・・・そのまましか手はない、かなぁ・・・

以下、豆知識。

本来は、エンジンオイル交換時に新オイルに先に混ぜておくのが宜しいかと。
オイルは硬めのYACCO VX-100か、YC-454,GALAXIEがいいかも。でも、長期間循環させて油圧を掛けたほうが理屈的に効果出やすいので、長期使用に耐える合成油たるYC-454,GALAXIEがモアベターよ。(森高千里風に読む。)

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