boîte de vitesses automatique / CVT | valve body / oil pump

それは、できれば、開けたくない。魑魅魍魎の箱。

仏車のガラスのオートマチックトランスミッション。

乗り方やオイル管理、あと運で千差万別ですが、フェイルセーフ(不具合発生時でもとりあえず動くようの機能)で3速ホールド(3速固定ならとりあえず動けるでしょ?な機能)になってしまう。

その原因も様々。なにせフェイルセーフな機能での3速ホールドなので、フェイルは何かは問わないで、全て三速ホールドになっちゃうわけで・・・
(だから、三速ホールドになっちゃう!ってったって、原因は多岐に渡る)

AT本体かも知れない。

ってATの中にはトんでもないほど魑魅魍魎なシステムが含まれてるので・・・おいそれと開けるモノじゃないし、開けてその問題の部分が確定できたとしても、その部分のみで部品供給されてるかどうかが謎。だいたい、ATの中は迷路のような油圧回路で様々なモノを動かして変速させているので、それこそゴミが噛んだだけでも誤動作破損する可能性がある。なので、通常、開けません。餅は餅屋に任せます。(無闇にあけても治すどころか壊します。)

って、でも、トラブルが起きた全数を新品又はリビルドのトランスミッションに載せ替えていたら、お金いくらあっても足りゃしない。

なので・・・

まず、ATFをYACCO ATFⅢに換えてみ
る。
最近は、新しく出た、YACCO ATF-Xを使ってます。コレ、常時在庫ではないので、欠品の場合はATFⅢを使います。

その際に抜いた、入っていたATFの状態を吟味する。

鉄粉が混ざってたりすると・・・万事、メロリーンQス、で脱力する。AT本体の中で異常摩耗やクラッチの摩耗が進んでいる可能性が高い。すなわち、老い先長くないことが予想されるので・・・
(コレを確認する意味でも、数年に1回くらいはATFはYACCO ATFⅢまたはYACCO ATF-Xに換えた方がいいですよぅ。)

うーん、ATF的には、そうでもないぞ?悪くないぞ?でも、三速ホールドが頻発するぞ、であれば・・・テスターで、フォルト(エラー)を拾ってみて・・・圧力制御系のフォルトのみ出る場合は・・・

オートマチックトランスミッションの横っ腹のオイルパンを剥がして、中にいるバルブボディーを外す。


別のクルマですが、バルブボディー外したオートマチックトランスミッション本体。こっから中は、あけたくないなぁ。開けても治るとも限らないとどめ刺しちゃう可能性が高いので・・・


バルブボディを裏(AT)側から見た図。


別の個体でもう一枚!

重ね重ねですが、バルブボディーもバラしたくない。絶対壊しそうな気がする。

で、上のほうについている、ソレノイドバルブを2コ換えてみる。


それが、コレだっ!ワンツー(スリーはない)

これで症状が緩解されれば、よし、されなければ・・・

最悪の事態かなぁ・・・AT積み替えしか手がないかと・・・

神のみぞ知る。やってみないとわからないでもやってみるにもお金はかかりますのでぇ。

で、積み替えるとなると、相応のコスト掛かりますねぇ。
PSAで50万くらい?RENAULTだと70万円以上?

あー怖い怖い。イヒヒヒ。
でも、なっちゃったらしょうがない文句言ってても治らないので、まぁ、症状切り分けして、試してみる価値があれば、ソレノイドバルブ交換を試してみるようですねぇ。合計して二桁万円くらいで済みますし。
弊店的にはその為に、専用工具、特殊工具も用意してますので。(なくてもできるらしいですけど、何度も開けたくないのでねぇ。。。)

それでダメなら、あとは積み替えです。
(イヤ、他の手もありますが、相応のコストと工数が掛かるので・・・それでもヤレと言われたときの秘策ですなぁ・・・)

で、じゃあ、ATでなくてCVTだったら・・・

CVT,Continuously Variable Transmission、無段変速機、です。
中身は、大雑把に言うと、径の変わるプーリー2コの間をベルトが廻っていて、それで変速させるトランスミッション。

昔は、大トルクに耐える技術が無くて、小排気量ローパワー車にしか積まれてませんでしたが、最近は2Lクラス以上にも積まれてる様子。

で、旧い手は、パウダークラッチを使ってたり(大雑把、クリープしないのがソノ手かなぁ?)、新しい手だと前述のATと同じくで、トルクコンバーターを使っていたり(クリープするのね)。。。

CVT本体は、そのプーリーの径を変化させるのに、相当な油圧が必要です。同時に緻密な制御が要るらしく、やはり曖昧模糊魑魅魍魎な中身をしてるらしく・・・
なので、私共のような一般的な車屋じゃ手出しできない部分が多いのも、事実。

これが、パウダークラッチが逝ったり、パウダークラッチに給電するブラシが逝ったり、する場合があります。そういった大ごとでなくとも、単純にアクセルペダルのスイッチがダメだったり・・・もっとオオゴトだと、CVT本体がダメだったり・・・

で、カンタンに諦めるのも癪なので・・・

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これが、CVT(ECVT)のオイルポンプ。外してみたりしてなんとかならんかと画策してみたりもする。

全ては、弊店が売ったお客様の車に、不慮の事態が起こったときに。
なんとかならんもんかと画策し続けるわけですよ。

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