bobine d’allumage | Valeo / Magneti Marelli / BOSCH / HIGH SPARK

イグニッションコイル。要は、スパークプラグに大電圧を供給するモノ。

これが逝くと、時折インジェクション警告灯、エンジン警告灯、Antipollution Fault(y)が点いたり、点きっぱなしになったり、エンジンが微振動したりバラバラ言いだして調子イマイチになったり、末期症状には、よー動けなくなったりします。イグニッションコイル。略してコイル。

MT車だったら症状が軽微なうちに、煽りながら乗っちゃえば何とかなるうちに車屋へゴーだ。ATだったら諦めた方が早いかも。上手いひとはなんとかかんとか辿り着けるかも。(ハァタイヘンダ。)
そのまま騙し騙し乗ってると、生ガス(非燃焼ガス)が触媒を逝からかせます。コイルも換えなあかん触媒も・・・って触媒の方が10倍以上って値段しますがな!これは壊れたのを原因として直さずに触媒を壊した、という例。それを避けるために対策はお早めに。

コイル、逝き方も千差万別。
エンジンルームが暑くなると仕事やめるヤツ、いわゆる、”コイルが沸く”というやつ。とか、冷えてても仕事しないヤツ、電圧は充分出てるんだろうがケースから他に導通しちゃってダメじゃん、なヤツ。これは各社各車ダイレクトイグニッション的なペンシルコイルで陥りがちなワナですな。(ソノテノ、ゼンメツナキガスル)ラグやロスを最小限にしようと思ったが、理想と現実が乖離しちゃってるんですなぁ・・・

色々あって症状の出方も仔細に違うので、一応、のべつまくなし換える前に原因を究明しないと・・・で、容疑者を限定して容赦なく連行逮捕(換える)。それが車屋の出る幕ですので。
(車屋、其処だけ見たら別名皆様の言うところのパーツチェンジャーですな。だって直せる部分じゃないしヘンナコトして壊すより換えた方が安上がりだからね。)

で、でも、経験則でそうしてるんですからねッ!
そこだけ金掛かるトコだけ揚げ足取られても困っちゃいますよ。
そんなコト言われるんだったら仕事請けられませんので、よそ行けよそ!ワシャシラン!

じゃあ、その知恵だけお貸し下さいなんてそんな虫のいい話はないっすよ。
だって、その経験則で飯喰ってる。

結果、どこまで行っても儲かった気がしない。
基本、お金掛からない何もしない方がヨシとされてる業界、ナノでね。
業界の構造的欠陥ですよ。

はさておき・・・

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一枚目がもう換えちゃったアト画像、二枚目がその物単品(っても2つ)を後日別のパンダ用で取ったモノ。FIAT 旧Pandaの1.1Fireエンジン。Magneti Marelli社製のコイルと交換。純正品よりチト安い。

このコは、コイル1つで2気筒、エンジンは4気筒だから都合合計2コのコイルを使ってます。(パンダでも他のタイプがありますので、全数同じじゃないよ。だったら簡単でイイのにね。)
両方いっぺんに逝くのは希有ですが、1コ逝くとも一方も程なく、なことが多いので、2コ同時交換がお勧めです。(カタホウダケハAt Your Own Riskデネ。カエテナイホウガホドナクイッテモシランスヨ。)

これくらい、1台の車で2コ換えるごときで狼狽えてるのは、まだ甘い。

最近の車で一般的な、気筒ごとプラグごと1本ずつコイルがついてるヤツ。2気筒なら2コ、4気筒なら4コ、6気筒なら6コついてる。

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一枚目二枚目が、Megane2 RENAULT Sport 2.0T用のコイルとプラグ。プラグが半ば専用で純正品は結構高かった。Valeoであれば半額くらい?三枚目はMegane2の1.6 16V用。眺めは一緒。多分一緒?


うっわー眺め殆ど一緒だ、RENAULT Modus 1.4 16V用。ってそういうクルマは国内に1台しか居ない?ので、えぇまぁ、RENAULTの1.4 DOHCエンジンのコイルとプラグです。


よく似てるけど子細に違いがありそう。トゥインゴ2RS用イグニッションコイル。プラグはNGKにあるので。愛知県人はNGKに絶対的全幅の信頼をおいてます。(デソンーはどうなんだって?私はあんま好きではない。)

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皆様全幅の信頼をおく、栄えあるジャーマニーなBWM製1.6エンジン、だが、積んでるのはPSA(プジョロエン)車。
1枚目がプジョー207、二枚目がシトロエンC3の、イグニッションコイル。コレも多分に漏れず多分でなく漏れなく逝く、こともある。純正より若干お安い社外品。画像は1本だけど、梱包解くのがメンドィかっただけで、4本換えますよ。

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ランチア イプシロンのツインエアーエンジンのイグニッションコイル。二気筒なので2本換えますよ。たう゛んフィアットのツインエアーも一緒ですよ。箱は無印ですが、開けたら現品は栄えあるBOSCH製だったぉ。

ダイタイこの手のペンシルコイルって、熱は掛かるはすぐそこに鉄やアルミが居てアースに落ちちゃうわ、そのくせ高電圧を発するわで、なかなか品質が安定しませんなぁ。

で、2本~6本使ってたりする。
大抵、貧乏症が発動して、逝ったトコだけ換えたくなる。すると、他換えてないトコが追っかけ逝く、延命にすらならない自転車操業が始まる。ついでに疑心暗鬼もついて回る。自分でやるならまだしも、人に頼むとその度毎お金がかかる。ので、できれば総取っ替えが確実です。当然スパークプラグも全部換えるようですよ。イヤなら逝く度に同じコト繰り返して、余計な費用を発生させてみるか・・・(儲かるからいいかも知らんけど。)

で、それが6気筒、しかもダイレクトイグニッションのペンシル型コイルとかになるとこりゃまたてーへんだ!プジョー・シトロエン・ルノーの3.0 V6エンジン、ですなあ・・・6本とかなると、クラっとする。でも、まぁそれは、多気筒大排気量の高級車について回る宿命ってコトで、ご容赦下さいな。やっぱリーズナブルな車は四気筒。四本で済むのでリーズナブルっすよ。

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1気筒毎/スパークプラグ毎にコイルが居るので、やえもして6本プラグも含め全交換、其処に至るのにインテークマニホールドはずさないかんという憂き目に・・・(汗)

という大騒ぎにならないのは・・・旧態依然とした・・・


Valeo製、Lutecia2/Clio2 RENAULT Sport 2.0 16V用コイル。というとカコイイが、たぶんTwingo1も一緒の使ってる逸品。四発を一体で賄う逸品。

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一枚目、Valeo製、プジョー106S16用イグニッションコイル。二枚目、シトロエンサクソ用、プラグも一緒に。106とSaxo、きっと一緒だろうけど、そもそも二種類アルらしい面妖な逸品。四発を1つで賄うフリしながら、構造はペンシルコイルに近い。大きいだけあって値段も大きい。(滝汗)

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プジョー206 1.6 swのイグニッションコイルとプラグ。

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同じくValeo製、シトロエンクサラ用イグニッションコイル。スパークプラグも一緒に換えた逸品。コレも、四発を1つで賄うフリしながら、構造はペンシルコイルに近い・・・

この手の四発一体のなら、どれ換えるか全部換えるかシノゴノ悩まず、それそのものサクっと換えれば済むから、イーヨネ♪

で、どぉせ換えるなら、少しでもヨイものが欲しいと、お嘆きの貴兄に。
HIGH SPARK IGNITION COIL
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純正品より性能を向上させたイグニッションコイル。で、意外と安価。場合によっては純正や他の社外品よりお値打ちだったりします。一応メーカーさんの指示により、スパークプラグも標準品への交換必須だとのこと。まぁそりゃ求めるものが高性能なんだから、そこけちるトコじゃないよねぇ。
(イリジウムだと電極溶けるいなくなるとかするのかもしれんです。)

せっかく換えるならこういう選択肢もイイと思います。

は、ともあれ。

アイドリングで放置してるとインジェクション警告灯が点く、ってくらいの軽微な症状のうちにやっておけば、どっかで身動き取れなくなるってのを防げますね。早いうちにやっておかないと、生ガスが触媒を傷めますので。コイル換えるのケチって触媒いからかせると、コイルだけの10倍近いお金がいるようになりますので。

と、社外品等できるだけ使って、最小投資で最大利益を得られるようにして、少しずつでもコストダウンに励む我等で御座います。

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