男性の平均寿命の半分あたりを超えてくると、年齢は重ねていくのではなく、カウントダウンされていく意識に変わる。たとえば80歳で死ぬとしたら、あと何年生きられるのだろうか、と考えてしまうのだ。そうなると墓場までカネは持っていけないのだから、カネをどれだけ稼いだかよりも死ぬ瞬間に「ああ、いい人生だった」と思えるかどうかに価値が置かれる(他の方は知らないが、僕はそう)。そのためには、後悔のない日々を送るしかない。それは仕事も遊びも、クルマも同じだ。
12月某日。RENOさんに行くと店の前にテンサンラリーが置いてあった。「お!」と思ってマジマジと見つめる。かなり塗装がヤバめな感じ。ああ、そういえば、このスピードライン履いてるテンサンライリー、以前どこかの駐車場に停まっていたのを見かけたことがある。そのときはチラッと見ただけだったけど、だいぶ長い間、動かしていないような印象だった。
前回に引き続き、オイルの話の後編。日頃オイルに関する疑問を抱いていたRENOスズキさん。今回もルブロスで知られるユーロリサーチ代表・永野さんへの追及は止みません。後半はミッションオイルについても言及。この詰問会は無事に終わりを迎えるのか!? はじまりはじまり~。
さて、今回は表題の通り、日頃、オイルに関する疑問を抱いていたRENOスズキさんが、ルブロスで知られるユーロリサーチの代表・永野さんにいろいろと質問する回。オイルのことをある程度知ってはいるけど、これはどうなの? あれはどういうことなの? と少し突っ込んだ話をします。オイルについて、あんがい知らなかったことや「え、そうだったの?」なんて話題も出てくると思います。では「スズキvsナガノ」のトーク、始まります。
今回は先月の「並行輸入車 現地で買って日本に持ってきて公道を走れるようにするまでにしているいくつかのこと(前編)」の続き。後編です。前回どおり記憶違い、あいまいな点もあるかと思いますが、その辺はご容赦くださいませ。
(某月某日/RENO店頭にて)
Morita(以下、M)/すずきさん、先月サンデロの話をしましたけど、あの中に「ガス検」って言葉、出てきたじゃないですか?
Suzuki(以下、S)/うん、正式には「自動車排出ガス試験(以下、ガス検)」って言うんだけどね。
M/このガス検って言葉は知ってるけど、いったい何をしてるんですか?
S/なるほど。そういうことね。じゃあ、ガス検だけってのもアレだから、クルマを現地で買ってから、日本に持ってくるまでに何をしなきゃいけないか、その辺の話でもしようか。
M/あ、いいですね。お願いします。
S/記憶違い、あいまいな点もあるかと思うけど、そのあたりは大目に見てね。