’97 FIAT Punto ELX Cabrio

IMG_0223

  • ’97 FIAT Punto ELX Cabrio
  • ハンドル位置 右ハンドル
  • トランスミッション CVT
  • ドア枚数 2ドア
  • ボディーカラー ジアッロ ジネストラ(黄)
  • 走行距離 約63,000Km
  • 車検なし
  • リサイクル料金 預託済
  • ProClip

ちっこい屋根開き車って、いいよねぇ・・・タノスィじゃん♪

だって、今の世間の世知辛い、クルマに求める案件、ヒトやモノ積めてシノゴノ、の対極をいく、屋根開き車とクーペ、なんだから。

それを敢えて乗る!という贅沢さは、なかなか味わえなくなりました。
だから今敢えて、ってのも愉しいと思いますよ。

Punto Cabrio、いわゆるプント1をベースに、Bertoneがカブリオレに架装したクルマです。だからBertoneのエンブレムはカッコダケじゃないです。
日本には1.2のシングルカムエンジンにCVTの組み合わせで、ELXと呼ばれる若干豪華仕様の右ハンドルで、当時正規輸入されていました。
この1.2エンジンとCVTの組み合わせがなかなか秀逸で、スペックのみに拘泥すると、”走らないんでね?”と思うんですが、意外とよく動く。さほどパワー不足は感じない。で、小排気量の経済性をも獲得してるんだから、意外とイイ仕様だと思います。

只如何せん、屋根開き車ってのは値段も高価いし、アレコレしがらみに囚われる方には手が出ない。なので、さほど沢山国内に輸入されたとは思えない、それがプントカブリオ、です。

さてさて・・・

当該車、内外装は、そりゃ年式的にバリバリに綺麗というわけではないです。
後述しますが、幌は数年前に布で張り替えてありますので綺麗。その他は、年式相応に褪色や小傷は各所にあります。リアナンバープレート上に塗装の瑕疵アリマス。バンパーの角に擦り痕等、アリマス。フォグランプがナゼーカがたがたしてます。ですが、さほど眉間に皺寄せるほどではないと当方は思ってますが、その辺、気になってしょうがない、パリッとしてないとイヤな場合は応相談で承ります。

内装は綺麗な方だと思いますが、樹脂の劣化等、なんか割れてたりとか、そこはかとなくあります。
そこいらからキシキシカシカシいろんな鳴き声がします。屋根開きってこうだよねぇ・・・

が、総じて、見苦しいほどじゃないと思いますよ。現車ご確認にお越しくださいませ。旧いクルマ見ないで買うという豪快な方は、まずはこちらをご参照ください。

で、機関的には・・・
なにせ、弊店が開業初期の頃から、弊店界隈をウロウロしてるクルマです。概ねの履歴は把握してます。

等々の記録が残ってます(当然の助動詞的なコマカイのは省略)
が、なにせ前オーナー、殆ど乗らない人だったので・・・平成17年から現在に至って、その間、実は、1万数千キロ、なんです。
なので、順当に消耗品交換するくらいでコトが済んじゃってます。あ、でも、そろそろブレーキパッドローターは換えた方がイイと思う。

大きな問題は2点。
エアコン、前オーナーがエアコンなしでイイという話しだったので、慢性ガス漏れそのまま、直さず乗ってて今に至ってます。なので、根本的なお手入れが必要です。
電動幌、油圧シリンダーが逝去してます。が、手動で開け閉めはできます。

前者はユユシキ問題でしょうね。直した方がイイと思う。整備のメインイベントはココです。
後者は、お好みで。直したければ挑みますが、相当相応予算と工数がかかると思いますので、手動のままでいいんじゃないかなぁ?コマラナイトオモウシ。

なによりも特筆すべきは、幌とパウダークラッチ。
幌は、布でワンオフで張替が敢行してあります。オリジナルに倣って紺色のキャンバスで。殆どワンオフ(一点モノで作成)。当時相当かかりました。(汗)
で、その後殆ど屋根下車庫保管。劣化は殆ど見受けられない良好な保存状態。
パウダークラッチは、オーバーホール、当時相当かかりました。(汗)
で、その後、1万数千キロちょいしか乗ってない!(汗)

なによりもこの幌!幌が大切。大抵張り替えるのに大枚かかるから、躊躇して諦めて、我慢して見苦しいまま乗ってたりする。そこが綺麗なのは大きな差。この幌だけでも価値がある!
パウダークラッチは、これが逝去するとミッション降ろしてのオオサワギになるので、ココで諦めちゃうCVT車少なからず・・・
なので、その難関2つこなしてあるだけでも、有り難い、と思いマスです。

なので、乗りたい!って方が見えたら、エアコン効くようにして車検取って、手動キャンバス幌で乗っていただければと思います。
CVTのオイルが若干漏れ気味な気がします。これはなんとかせねば、ねばねば。
あ、左のパワーウィンドウレギュレーターも換えたいね。あ、右は右で角度が変わってきちゃってるので、調整が必要。
ステアリングのチルトレバーが折れてますねぇ。換えなきゃ。
フューエルキャップの鍵が壊れて、鍵かえない。換えないとイカンか?オコノミダケド。
キーレスエントリーのボタンが朽ち果てつつある。この際だからスペアキー作る気分で新調をお勧めします。
ホイールボルトが錆びてます。気にしなきゃ別にいいけど。換えたいねこのあたりで。亜鉛メッキで充分カモだけども、クロームメッキもあるし。お好みで。
カーステレオが今をときめく純正カセットデッキ、です。お好みでCDくらい聴けるようにしてもイイカモね?前オーナーが使ってたProClipが着いてますので、この際だからiPhone等対応のデッキを選んで、それ用のホルダー調達してもイイと思いますよ。
同時に、ETCついてないので、着けるとイイと思います。ピッ言うだけのヤツで充分よ。

その他、微に入り細に細に渡って完璧を目指すもヨシ、マイッカでそのままあるがまま安上がりに乗るもヨシ、お好みに合わせて仕上げましょうか。

で、あとは、恒例YACCO漬け。エンジンオイルはVX-300で宜しかろう。CVTにはATFⅢでいいんじゃないかと。換えて準備させて頂きますよぅ。

ちっこい屋根開き車、イイと思いますよ。ドーデスカ?

Share

Leave a Reply